平成24年の書き初め大会は一年生が12日、二年生は13日に2時限を
使っての大会となりました。三年生は時間が制約されているので、宿題と
なりました。テーマは、一年生が「世界遺産」、二年生が「理想の実現」、
三年生は「歴史に学ぶ」でした。
書き初めは、年の初めに毛筆で書や絵を描く行事で、若水で墨をすり、
目標や抱負をしたため、一年の学問の取り組みを確認する。
書きあがったものを、身近に貼り自分への戒めとして常に目を向ける
学び舎のこころでもあります。
一年生の書き初め風景

こころ静めて、書初め用紙にむかいます。

静かなこころで、自分を表現します。

群馬のこの地方は、古くから帰化人の往来があり、奈良時代には
正倉院に絹を貢納していた歴史があります。鎖国政策の終わりと
ともに、日本の生糸は世界商品となりました。下地のある生糸で
前橋市は、世界にめざましい商品の売り込みをし、イギリスやフランス
の産地でも、良質な生糸は「マイバシ」と呼ばれていたそうです。
暫定世界遺産リストにも登録されている「富岡製糸場」とともに
私達は世界に誇れる文化を受け継ぎ、それらを表現しました。
二年生の書き初め風景

落ち着いたところで、書に向かいます。

あり方も、理想にむけて、打ち込みました。
真剣な想いが伝わります。
自分を見つめ直し、志をたてること、そして、諦めないこと、
それが 「理想を実現」 していくことにもなります。
夢を持ってチャレンジをする。いろいろな体験は、大人になって
役に立ち、支えてくれた周りの人のありがたさも知ることができます。
年の始めの計として、この書に想いを重ねた授業でもありました。